走った道が、年輪になる。コードも書けなかった人がAIと作ったランニングアプリ - Runner's Rings -
走行距離でもタイムでもなく、「どこを走ってきたか」を地図に積み重ねていく。Runner's Rings はそういう Web アプリだ。作っているのは群馬の市民ランナー、Atsuo Ebara さん。もともとコードすら書けなかったという。相棒は AI アシスタントの「チャッピー」。いちばん苦労したのは、技術ではなく、その相棒への頼み方だった。
走った道が、地図に残っていく
Run&Dojo / Kazuma
今日はよろしくお願いします!
Runner's Rings / Atsuo Ebara
よろしくお願いします!
Run&Dojo / Kazuma
Runner's Rings は、どんなアプリですか。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
Runner's Rings(ランナーズリングス)は、走ったルートや地域を地図に積み重ね、ランナーの努力を「年輪」のように可視化するランニング Web アプリです。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
走行距離やタイムを管理するだけでなく、「これまで自分がどこを走ってきたか」を地図で振り返れることを大切にしています。走った道が増えるほど、自分だけのランニングの地図ができていきます。
高橋尚子さんが、地図を塗りつぶしていた
Run&Dojo / Kazuma
作ろうと思ったきっかけを教えてください。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
ランニングは、日々の練習を積み重ねていくスポーツだと思っています。その積み重ねを目に見える形にできれば、モチベーションの維持や向上につながり、ランニングをもっと楽しく続けられるのではないかと考えました。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
また、いつものコースだけでなく、新しい道や地域を開拓していく喜びも形にしたいと思いました。高橋尚子さんが、走った場所を地図に塗りつぶしていたという話を知り、「自分が走った場所が地図に残っていく楽しさ」にも背中を押されました。
相棒は「チャッピー」
Run&Dojo / Kazuma
開発はチームでされているんですか。それともおひとりで。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
基本的には私ひとりで企画・開発・運営をしています。もともとコードすら書けない素人でしたが、AI アシスタントの「チャッピー」と相談しながら、少しずつ形にしてきました。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
人間と AI の二人三脚で作っている、個人開発のアプリです。
いちばん苦労したのは、AIへの頼み方
Run&Dojo / Kazuma
開発していて、苦労されたのはどのあたりですか。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
技術的なこともありますが、一番大変だったのは、チャッピーとのコミュニケーションです。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
最初は、自分が作りたいものをうまく伝えられず、思ったものと違う結果になることも多くありました。チャッピーにどう伝え、どう頼めば意図が伝わるのか、失敗を繰り返しながら少しずつ分かってきました。今も試行錯誤は続いていますが、そのやり取り自体が開発の一部になっています。
そのやり取り自体が、開発の一部になっています。
一回ごとではなく、積み重ねを
Run&Dojo / Kazuma
走りを記録するアプリはすでにいくつもあります。その中で Runner's Rings ならではのポイントはどこですか。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
一番の特徴は、走りの「積み重ね」を可視化できることだと思います。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
一回ごとのランニングを記録・分析するアプリは多くありますが、走ったルートや地域を地図に重ねていき、自分が走ってきた道のり全体を振り返れるサービスは、私が探した範囲ではあまり見かけませんでした。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
その日の記録だけでなく、走り続けてきた時間や広がりを、自分だけの地図として残せるところが Runner's Rings ならではだと考えています。
Run&Dojo / Kazuma
どんな人に使ってほしいですか。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
ランニングを続けている方はもちろん、これから走る習慣を作りたい方にも使っていただきたいです。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
Runner's Rings は、これまでのランニング人生を地図で振り返ることができるアプリです。できるだけ早く使い始めて、走った道を一つずつ記録しながら、自分だけの年輪を重ねていってほしいと思っています。
会社員をしながら、月100km
Run&Dojo / Kazuma
Ebara さんご自身は、普段どんなことをされているんですか。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
普段は会社員として働きながら、Runner's Rings の開発・運営をしています。私自身もランナーで、フルマラソンにも参加しています。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
走行距離は月によって変わりますが、最近は月100km前後が目安です。大会前や仕事の状況によって増減します。
Run&Dojo / Kazuma
開発はどういうスケジュールで進めているんですか。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
本業があるため、平日の仕事後や夜、休日の空いた時間を使って開発しています。決まった開発時間を毎日確保するというより、アイデアや不具合が見つかったときに、少しずつ作業を進めています。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
一人で企画から運営まで行っているので、利用者から届く声や実際に使って気づいたことを、次の改善につなげるようにしています。
これから育てたい機能
Run&Dojo / Kazuma
今後はどういう展開を考えていますか。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
より多くのランナーが、使っている時計やサービスから記録を取り込みやすくなるよう、データ連携の改善を続けたいです。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
また、走った地域の広がりを振り返る機能や、写真・ジャーナルなどを通じてランニングの思い出を残す機能も育てていきたいと考えています。利用者の声を聞きながら、安心して長く使ってもらえるサービスにしていくことが目標です。
速い人のためのランキングアプリではない
Run&Dojo / Kazuma
改めて、Runner's Rings について、伝えたいポイントを教えてください!
Runner's Rings / Atsuo Ebara
「走った記録を、距離やタイムだけでなく、自分だけの地図として残していくアプリ」ということです。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
Runner's Rings は、速い人だけのためのランキングアプリではありません。走った道や地域の積み重ねを見える形にして、ランナーそれぞれの歩みを振り返ることを目指しています。
Runner's Rings / Atsuo Ebara
そして、コードも書けなかった私が、AI アシスタントのチャッピーと相談し、失敗を繰り返しながら作り続けているサービスであることも、開発の背景として紹介いただけたらと思います。
Run&Dojo / Kazuma
ありがとうございました!
Runner's Rings / Atsuo Ebara
こちらこそ、ありがとうございました!